【読了1分】無職の映画事情②:『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 』第一章 猗窩座再来編

アニメ

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 』第一章 猗窩座再来(2時間35分)
2025年7月18日公開:邦画
ジャンル:アニメ/アクション/和風ファンタジー
https://kimetsu.com/anime/mugenjyohen_movie/

超人気作品「鬼滅の刃」アニメシリーズ最終章3部作の第1弾。
“罠を張ってラスボスを追い詰めたと思ったら、逆に敵アジト内(無限城)に引きずり込まれちゃったよー”という前作TV放送版からの続き。

企画   :★★★★★
ストーリー:★★☆☆☆
作画   :★★★★★
キャスト :★★★★☆
話題性  :★★★★★
好み   :★★★☆☆
見るべき度:★★★★★

最高の予算と最高の映像制作により、
キャラクターの攻撃モーションや、生ける城とも言える無限城の動きが、
大きなスクリーンによく映える。

配信を待つのでなく映画館で見るべきタイプの作品だと思う。

25/9/26現在で日本の【歴代興行収入ランキング2位】、
映画史の観点でも観ておいて損はないのではないだろうか。

また、本作のメインボスにあたる猗窩座、彼を演じる石田彰さんの演技は素晴らしかった。

ただ、この作品特有の “こんな辛い人生がありました” という回想パートが、
敵味方関係なく本作にもふんだんに用意されているので、この演出に飽き飽きしている人には厳しいかもしれない。

〇鑑賞前アドバイス
・出血や人体欠損の描写多々あり
・冒頭に”これまでのお話”などは無いため事前知識必須(前作:柱稽古編まで)
・週替わりの入場特典をチェックしておこう(下記特典は9月12日で終了のもの)

入場者特典:スペシャルインタビューブック
キャストを3チームに分けたインタビューを掲載

〇こんな人にオススメ
アニメシリーズが好き/クオリティの高い映像作品を観たい/話題作に乗っかっておきたい

~ここからはお時間ある方向け

無職の映画事情

相も変わらず、平日の会員デーで安く鑑賞する私。

本作の場合は学生がコアターゲットなのかな・・・なんて考えると、
「平日の昼間はどんな客がいるんだろ」と軽く客層を観察するのが好き。

「国宝」のような映画だとご年配客が多いのだが、
本作はというと・・・意外にも紳士なおじ様やゴスロリな女性など様々。

向こうからすると、こちらは”昼間にフラついてるヤバイ奴”などと思われているのだろうか。
・・・まぁ別に間違ってはいないので、精神的ダメージはゼロ。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 』第一章 猗窩座再来編(ネタバレあり延長戦)

私は原作未読。
なので前作TV版(柱稽古編)では、「ここで終わるのかぁぁああ!続き見たいぃぃいい」とお預け状態だったので、無職となって時間の取れる今、ようやく観に行くことができた。

通して楽しめたのは大前提だが、余所のレビューでもよく見かけた通り回想シーンはくどかったかな。盛り上がってきた所に、いちいち水を差される感覚。

猗窩座の回想については、猗窩座再来編という名の通り、
章立ての1つとしてキッチリ描くのだろうと覚悟はしていたので不満は無し(CV.石田さん最高でした)

それより気になったのは、”1本の映画”としての満足度が低く、”TVアニメを3~4話続けて観た感覚”に近かったという点。観ていて「ここでCMいけるな」とか、つい思ってしまった。

次に気になったのは、各キャラクターがピンチになると幻覚がちょいちょい出てくる点。
この”幽体アドバイザー”が都合よいことを語りかけ、都合よく話が展開する・・・この流れに頼り過ぎじゃないだろうか。

あと伝令カラスが無能すぎる問題や、無限城動かせるならもっと鬼側に有利に運べるよなぁ、柱たち何も考えず城内を突き進んでる感・・・など、気にし出したらしょうがないんだけども。

まぁ何やかんや言いながらも第2章が楽しみでしょうがない。

「鬼滅」はストーリー、心情、感動ポイント、すべて丁寧にキャラクターが説明してくれるので、この手軽さが現代でのヒット要因の一つなのかな。

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