
「国宝」(2時間55分)
2025年6月6日公開:実写邦画
ジャンル:ドラマ/古典芸能
https://kokuhou-movie.com/
任侠の一門に生まれ、歌舞伎役者に【引き取られた】主人公・喜久雄と、
歌舞伎の【名門に生まれた】もう一人の主人公・俊介。
「才能」そして「努力」は、「血筋」をも超えられるのか――。
歌舞伎の世界を舞台に、芸に人生を賭けた男たちの壮絶な生き様を描く。
企画 :★★★★★
ストーリー:★★★☆☆
キャスト :★★★★☆
話題性 :★★★★★
好み :★★★☆☆
見るべき度:★★★★★
興行収入130億円突破の話題作。
「上映時間が3時間もあるけど、あっという間!」なんて感想をよく見たが、
体感としてはきっちり長尺映画。
それでも、飽きることなく鑑賞できたことは事実で、
役者の演技合戦をどっぷり浴びることの出来る満足度の高い映画だと思う。
2025年邦画作品の顔になることはもはや必須なので、
映画史として観ておいて損はない作品。
〇鑑賞前アドバイス
歌舞伎の知識は不要/ベッドシーン有り/劇場ではブランケットを借りておこう(長時間の館内は寒かった・・・)
〇こんな人にオススメ
・NHK大河やTBS日曜劇場が好きな人
~ここからはお時間ある方向け~
1. 無職の映画事情
映画鑑賞において、無職のメリットといえば好きな曜日に予約が取れるという点。
サービスデー、または会員デーを狙い、かつ観客が少ない時間帯に鑑賞できる点は非常に強い。
この映画を鑑賞した日は、雨の降る会員デー。
「好機・・・」
とはいえ、早朝の回なのに席はなかなか埋まっていた。
やはり客層はご年配が多く、平日のターゲット層がちゃんと劇場に足を運んでいる印象・・・いや違う。
そもそも若者はこの時間ちゃんと働いているのだ・・・(こういう”ふとした気付き”に、無職はダメージを受ける)
「帰りは何か美味しいものを食べて・・・」
・・・いや、無駄遣いは止め、真っ直ぐ帰るのであった。
2. 「国宝」(延長戦)
3時間は長かった。
ストーリー展開は、救い → 不幸 → 救い → 不幸 をあまりにも繰り返し過ぎだとも思った。
がしかし、監督や脚本家からしたら3時間でも足りないぐらいで、
まとめるため相当の苦労をしたんだろうな。
吉沢さん/横浜さんはどれだけ稽古したのだろう・・・どれだけ稽古しても、「いざ本番」で舞台に上がり演じる際のプレッシャーったら無いでしょうに。
この作品を観終えて最初に思ったのは、
この企画を立ち上げた方、GOを出した方、オファーを受け演じきった方々、
よくここまで形にし、大ヒットさせたなと。
・・・心の底から凄い、これぞクリエイト、これぞエンタメ。
本当に本当に大ヒットおめでとうございます。

